趣味と諸々のまとめ

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○ 再!クロスバイク製作

以前、こんなクロスバイクもどき?を作ったことがありました。
今になると、クロスバイクって結構便利だよなーと。自分にはセローがあるのでそれなりな距離ならセローに乗りますが、
大学までとか、買い物とか…セローに乗る準備してる間に着いちゃうような場所への移動に不便してたんです。
持ってる自転車がSSで座れないからねw

2013/10/17up

 そんなわけで、普通に完成車買おう!という発想にならないのが私、奇人伝説です。
今回組もうと思う自転車のコンセプトはこんな感じ。

  • ●チェーンジャムを嫌い外装変速機は用いない
  • ●安心して止まれるディスクブレーキ
  • ●ライトはオートライトに(従ってハブダイナモ必須)
  • ●デザイン的には基本黒、差し色でライム
  • ●フルリジッド(金銭的な問題で)

………こんなもんでしょうかね?
ママチャリの上位互換って感じですね。

 というわけで部品集め。
まずはフレーム。こいつがなきゃ何も始まりません。
フレームは自転車を構成する上でかなり重要な部品ですが、今回の目的からするとリアエンド幅が135mmでディスクブレーキ台座があればなんでもいいというテキトーっぷり。
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 見つけてきました、このフレーム。
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お値段なんと送料込みで5,000円でお釣りが来るという格安っぷりw
ジオメトリなんか興味ないしBBシェル幅は73mmと珍しいサイズ使ってるしなんかディスクブレーキ台座は標準じゃないっぽいしおもろいフレームです。塗装も硬いもので軽く小突いたら剥がれる始末wwwwww
遠くないうちにメタリックの黒とかで再塗装したいなー。
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 エンド付近ですね。
写真が暗くて見づらいのですが、溶接があまり美しくないんですよね、ディスクブレーキ台座の。
使えればオッケーなので無視します。取れたら溶接の勉強がてら学校の溶接機でくっつけてみます。取れないとは思いますけど。
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 シートポストクランプはフレームと一体です。
クイックももちろん付属↓
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若干ネジ部錆びてたりするのでカッチョええ物に替えたいですが、とりあえず使用に関して問題はないのでスルー。
ま、お金が余裕あるときにでも。
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 フレームの前三角にはボトルケージ台座が2つあるので、ボトルケージとインフレーターとか付けられます。
近距離移動用なのであんまり使わないと思うけど。
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とりあえず仮にってことでフロントフォークを入れてみる。
黒い、クロモリのフォークなので結構似合ってますね。
ついでに手元にあった24インチのホイールも入れてみたりw
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これはちょっとダサいwww
もちろん、このホイールを使うわけではないのですが。

 お次はその他の部品類について。
まず、おおきな骨格(フレームやら)についで大きい部分を占めるホイールについてですね。
今回のコンセプトにもある、外装変速なし、ということで今回は内装変速ハブを使います。
オートライトにするのでダイナモハブも。
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左奥の大きい箱が今回の目玉、Alfineの8S内装変速ハブ。なぜ11Sじゃなく8S?とお思いでしょう。
高くて買えなかっただけw

右の黒い箱が、発電能力が6V 3.0WのDEORE XTのハブダイナモですね。
 さて、とりあえずフレームにハブをつけてみたりしてみたり。
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ハブ単体なのに大きいですねー。
当然のように重いです。
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前後のハブの比較。
左がリアハブで右がフロントハブ。
フロントのXTですら、普通に考えたら大きいのですがね。ラージフランジのハブくらい?
 今回リムはこやつらを使います。
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アラヤのリムです。26インチのものです。
そんで組む!
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スポーク長は自転車探検!さんのスポーク長計算機を利用して計算しました。
ハブやリムのいろんな値を入力するだけなのですが、前後のスポーク長が(ハブフランジ径の差によって)違うのは当然とはいえ、おちょこ量とかでも若干の差が出ますのでご注意。
もっとも、今回はそんな高い次元の精度は求めていないので、ある程度は誤魔化します。ロングニップルを使うという手も。
っていうか、リムもハブもスポークも日本ブランドのものですね(スポーク以外は製造国は日本じゃなさそうですがw)。
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この頃まだ冬でファンヒーターあるし……
やっぱ振れ取り台にホイールがあるとかっこいいね。
組み方は案の定普通の3本組です。基本これでしか組めないんですけどねw
 フロントホイールはハブダイナモ故の抵抗感(発電機の抵抗)さえ克服できれば組むのは難しくありません。
ただ、リアホイールはどうしてもね、重いんだわ。
フロントのハブダイナモと違って動きはスムーズではあるので、組めないほどではないですが重いって罪ですね。
 そんなこんなでホイール組んで、今度は車体のほう。
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ステムつけちゃう。
FSAのステムですが、可もなく不可もないデザインですな。突飛なデザインとは程遠い、コンサバティブな。
いいんです、今回の自転車は地味路線なのでw
んで、ハンドルバーもコンサバティブに。
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こちらもFSAです。長いな……
サドルは昔DSSに使ってたもので。軽いし見た目が好きでね。
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バッシュガードはSPARKにつけてたRACEFACEのものをFSA(またか)のクリアリングに交換して…………
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今回使うTRUVATIVの物に移植。黒で統一して渋い仕様に。
 あとはこまごました部品つけて、ワイヤリングして各部調整したら終わりです。 バーエンドキャップつけたりね。
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無駄にカーボン!いぇあ!

 んで、完成!!!
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なかなかかっこよろしくてよ???
ブラックベースに差し色でライムグリーン。
細身のフレームに頼り甲斐のある厚さのタイヤホイール。
結構美しく仕上がったと思います。
 さて、こっからは“崩し”の工程。
普段使いの自転車として必要な装備を備えるとどうしても見た目や自転車という車体としての機能は損なわれますが、便利を追い求めることにします。
まずはライト。これはシマノのスポーツタイプのオートライトですが、決して高いものではありません。
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ミノウラのアダプターを介してつけました。
やっぱりオートライトって快適ですね。いちいちスイッチ切り替えたりする必要も無いし、ハブダイナモなのであまり漕ぐ力が奪われる感覚もありません。
まあ、ハブダイナモの軸(アクスル)を単体で手で回そうとすると絶望的に重いですがw
 そしてドロヨケも!
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(写真はかなり乗り込んで細々改良を加えた後です。グリップが汚いw)
基本的に雨降りの日は自転車に乗りませんが、やっぱり雨上がりとかはあると無いとじゃ大違いですね、ドロヨケ。

 簡単にこの自転車のインプレでも。
 まずは悪い点。
タイヤサイズ(周長)含め、駆動系がいまいち合ってないですね。
ALFINEは、ハブに付けられるスプロケはラインナップが20Tと18Tしかありません。また、今回私が使ったクランクについているチェーンリングは32Tですが、ALFINEとしてラインナップされているクランクのチェーンリングは39Tと45Tと、二回りくらい大きなチェーンリングです。
もしこのハブが700Cで使われる前提だと考えると、チェーンリング×スプロケが32×18Tで、なおかつ26インチの私の自転車はかなりローギアードな仕様になりますね。
実際乗ってみて、1〜3段くらいは使ってません。発進も4か5段で十分な加速が出来ますので、よっぽどな激坂とかじゃなきゃ1段は使いませんねw
ここは要改善点ですね。クランク変えたいけどお金が…。
あと、予想できた事態ですが鉄フレームにクロモリフォークなのですっごい堅いですw
堅い乗り味が嫌いなわけではないですが、サスフォーク+極太タイヤに慣れるとどうしてもねw
 それでは良い点。
至極スムーズです。内装変速ギア故に漕いでなくても変速できるところや、ショックの少なさ(DURAACEとかとは比べるなよ)など、かなり乗ってて気持ちがいいですね。
また、ローギアードだと先述しましたが、それでもトップ(8S)だと、推測に過ぎませんが45km/hくらいは出せてると思います。普通に走るには十分な速度までは出ます。
それと特筆すべき点は静粛性。チェーン(というかテンションプーリー?)の僅かな動作音はしますが、基本的に静かです。チェーンノイズ?なにそれ?な感じ。
もちろんALFINEのハブの恩恵も大きく、ノッチ式のラチェットフリーではないので(サイレントクラッチ)、漕ぐ足を止めてもほとんどハブから音はしません。タイヤのロードノイズのほうがよっぽど煩いです。
サイレントクラッチには賛否両論ありますが、街乗り目的ならアリかなと思いますね。ガツンと踏みたいときにはどうしても「グニャ」っとした感触はありますが、普通に通学で使ったり、ちょっと遠出してみようと言うときには気楽に乗れていいです。
もちろんハブダイナモとオートライトの組み合わせも素晴らしいです。十分な光量だし、なにより勝手に点灯することが素晴らしい。無灯火で警察に止められてる大学生、よく見ますよwそういう心配も、まあ、球切れとかしない限りは無いわけです。

そんなこんなで便利な自転車が出来上がりました。
実はいろいろ試行錯誤も繰り返してるのですが、それはまた別の機会に。。。


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