趣味と諸々のまとめ

奇人な管理人によるちょっと怪しいサイトです。PC改造や自転車、バイクの改造などを記載しています。

トップページ>趣味>ライトのアップグレード レギュレータ編

○ ライトのアップグレード レギュレータ編

前回は耐圧12VのLEDバルブをつけて、なおかつ整流・平滑化回路を組み込むことである程度満足のいくものに仕上がっておりましたが、新しい問題(発電量が増えるとライトが消える問題)も現れておりました。
今回はその問題の対策です。

2014/8/21up

●使用した部品類 の前に…

 断言しよう、今回は失敗だったと!
もちろん、このあとさらに色々やって解決はしたのですが。。。

●使用した部品類

 ま、一つの失敗談として御覧くださいw
今回は三端子レギュレータを使ってみようということで、電子部品屋さんにちょこちょこ相談しながら購入。
hobby_x_reg02.jpg
すでにどっちが入力側でどっちが出力側のコンデンサか忘れたな……
…………もちろん調べました。
えーっと、東芝のデータシートにある回路図(回路の例として見る)を参考にすると、入力側のコンデンサが0.33μFで、出力側が0.1μFのようです。
詳しいコンデンサの静電容量の読み方と例は他のサイトに任せますが軽く解説すると、写真の「334」の場合、下一桁が10のx乗のx部、その他が静電容量を表す(単位はpF;ピコファラド)ですので、
33×104 [pF]
p(ピコ)は×10-12、よく使うμ(マイクロ)は×10-6を示すので、
33×104×10-6=33×10-2=0.33[μF]
となるわけですな(疲れた)。
同様に「104」なら0.1μFになるわけです。これでデータシートの回路例と同じ値のはず。
 ちなみにこの回路を組む前の、整流・平滑化回路はこんな感じで固定しておりました。
hobby_x_reg01.jpg
グチャッと。。。
これでも問題なく整流と平滑化は出来てましたしね。
で、いろいろ切り離す。
hobby_x_reg03.jpg
そしてコンデンサをハンダ付け。
まずはVIN(入力)側から。
hobby_x_reg04.jpg
フィルムコンデンサは極性が無いはずなので、まあ、テキトーにw
次はVOUT(出力)側。
hobby_x_reg05.jpg
汚いなぁ。
立体配線ってそもそも美しさを求めるものではないけど、それにしてもテキトーすぎw
動きゃいいんだよ(
 えっと、三端子レギュレータをご存知の方は「ヒートシンク(放熱板)は?」とお思いのことと思います。
今回は試験的に(単にまともなヒートシンクを用意するのがめんどくさかったともいう)アルミ缶をチョキチョキ切って、熱伝導両面テープでぺたっとやってみたりしました。
そして組み込み。
hobby_x_reg06.jpg
う〜んきたない
放熱板、ちっちゃくね?とか、コーラかよとかいろいろ突っ込みどころ満載。
動きゃいいんだよ動きゃ!

●試用

 車体にちゃちゃちゃ〜っと取り付けて〜
フロントホイールくるくる〜っと回しても点 か な い
はい、今回5V出力のレギュレータを入れたのに12V耐圧のLEDバルブ使ってたのでそりゃ点かんわ。
ダイソーの普通のライトバルブを買ってきてそいつをつけたら問題なく点灯!
 そんじゃ乗ってみますか〜とそろ〜り発進。普通に点灯。
じゃあ今度はストレステストじゃ!ってことで少しずつ速度をあげて……体感的には25km/hくらい?までいったらライト消えた!視界が一気に悪くなりブレーキ。
止まってからまた発進すると問題なく点灯するものの、速度を上げるとまた同じような症状に。。。
まあアレでしょうな、放熱不足。
やっぱり空き缶の切れっ端じゃ役不足ってことだな〜〜〜。

●で、結局。

 工具箱漁って…………
ありました。私が使ってるXTのハブダイナモには、実はSM-DH10という過電圧保護回路装置が付属していたのです。
シマノのハブダイナモの説明書(pdf)にもありますが、ドイツの道交法だと過電圧保護が必要で、XTのハブダイナモはそれに準じてないから、ドイツ国内で使う時は先のSM-DH10か同等品を使ってくれよな!とのこと。
シマノさん、確信犯か。。。
てなわけで、手持ちのSM-DH10を分解してみる。
ふむふむ、とりあえず三端子レギュレータっぽいのとコンデンサが二組見えた。そしてよくわからんので蓋を閉めるw
 でまあ、いろいろ加工して車体に取り付け、使用したところ、速度を上げても消えないし切れない!
最初からこれ使えばよかった!


そんなわけで、みなさんはちゃんと説明書と付属品を確認しよう。マジで。


ライト関係の記事はこちらもどうぞ(^^)
ライトの電球をLEDに
ライトのアップグレード COBバルブ編