趣味と諸々のまとめ

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○ アンプとラジオのメンテナンス

大学進学が決定し、身の回りの整理や、一人暮らしに向けての荷造りなどいろいろ始めて気になったことがアンプとラジオチューナー。
この子達、微妙にメンテナンスが必要な状態にあったのです。そういうことは暇なうちに!ということで、少し手を加えてみました。

2012/3/29up

 とりあえずアパートにアンプとラジオチューナーを持っていくことにしたのですよ。とりあえずはラジオの録音にしか使う予定はありませんが、せっかくラジオの電源をパソコンと連動させたりしてるので、持っていかないのはもったいない以外のなにものでもありません。
父親から譲り受けた(なかば強引にもらった)アンプとチューナーですから、大事に使っていきたいと考えてはいるし大事にしてきたけど、自分が譲り受ける前から若干故障というか、作動していない部分があったのです。ささいなことですが。

 そんなわけでまずはアンプ。
この子です。
IMGP2590_800.jpg
詳しくはAV機器のページに任せるとして、こいつは入力切替のランプが点かないのがひとつあったのですよ。
 左からTAPE(テープデッキ)、AUX、TUNER、PHONO(レコード)の順でボタンがあり、ランプも組み込まれているわけですが、TAPEボタンのランプがもらった当初から点灯していませんでした。時折TUNERボタンのランプも点かなくなったりもしましたが、基本的には点灯していたしいいかー。とか思っていましたが。
 ランプを交換するにしてもしないとしてもバラさないことには始まらないのでレッツ分解♪みたいなテンションで一番大きいカバーを外しましたよ。
IMGP2591_800.jpg
「どうせランプはLEDで接触不良とかだろ〜w」とか気楽に考えてランプ部分の分解と掃除をしてました。
とりあえずボタンとかツマミは綺麗じゃないし外して水洗いしちまえーってことで洗面所でゴシゴシ。
IMGP2592_800.jpg
やけにかわいい洗面器にぬるま湯を張ってドボドボーっとツマミ類を入れて、台所用中性洗剤もタラーッと入れて使い古しの歯ブラシで隅々までゴシゴシ。
極端に汚れてたわけでもなかったのであまり変化はわかりませんが、若干綺麗な感じがするのでとりあえず満足。
 したらば、ランプ周りのチェックでもするかーということでよく見てみる。
うえ、こいつ…麦球だぞッ!
IMGP2594_800.jpg
写真はすでに配線から切り落とした状態です。

 どうしよう…麦球のストックなんて無いし今更入手出来んの!?ってなわけで秋月電商で探してみたけどなさげwww
電技パーツに行けば無いこともないと思うけど…えー(´・ω・`)
そこで奇人伝説は考えた。LEDでええやん、と。
 なにはともあれ、どれだけの電圧が麦球まで来てたかと、どっちがプラスでどっちがマイナスかくらいは把握しておこうというわけでテスターさんの出番。
したらば9V程度が来てて、プラマイもわかった。
でもまあ、調べたプラマイを記録しておかないと困る(LEDは電流が一方通行だからね)ので、こんな感じで記録。
IMGP2597_800.jpg
マイナス(グラウンド)の配線にマスキングテープでGの印を付けておく。今回は4つ麦球をLEDに替えることにしたので4つね。
 手持ちのLEDで対応することにしました。
IMGP2594_800.jpg
なんか写真ボケちゃったけど気にしないキニシナイ。
ホーマックで買ったLEDです。こいつのパッケージの裏には「付属の抵抗器を使用して4~6Vに対応」とあったので、9Vならもうひとつずつ抵抗挟んだらそれでいいんじゃね?みたいな安易すぎる暴力的な考え方で対応。なにはともあれ組んでみて、ダメそうだったらもうひとつ抵抗はさめばいいんでしょw
 とりあえず付属の抵抗を2つとLEDをつけてみる。 IMGP2598_800.jpg
またぼけちゃった上に見づらいけど光ってます。
触ってみても熱くなってるとかもなく、安定しているのでたぶんこれでいいんだと思う。
 全部LEDに変えたら組み込み。
IMGP2656_800.jpg
全部きれいに点灯(`・ω・´)キリッ
本当はオレンジ色なんですが…電球色のLEDとかもあるみたいだから、暇な時に買ってつけかえてみよう。

 お次はラジオチューナー。
こいつの症状はチューニングの針と実際の周波数がズレてるってところ。
ともかく分解ーw
IMGP2599_800.jpg
想像以上に中身がシンプル!
トランスと基板が遠いのも素晴らしい。細かいこと言うとトランスとアンテナとも遠いです。
IMGP2601_800.jpg
基板のアップ。
左上にあるのがバリアブルコンデンサで、チューニングのつまみからケース全体に糸が張り巡らされています。
IMGP2602_800.jpg
チューニングの針はこんなふうに、張り巡らされている糸で移動しています。今回の修理ではこの位置をずらしてやるだけで直せるので楽チンですね。
 そんなわけでまず糸を針と固定してる接着剤を剥ぎ取ります。これがなかなか取れず。マイナスドライバーで剥ぎ取れましたけど。
そのあと、ラジオを聴きながら針とチューニングのズレを修正して、ボンドとか、グルーガンとかで固定して組み上げればかんせー!

 たださ、よし直ったー。終わり。
じゃつまんないよねん♪だから解説動画作ってみた!分解ついでってことで!


初公開、管理人の声入りです!←イラネー
つかiPhoneすげー。手軽にHD画質の動画を録画できる…いいねぇ。
 あんまり詳しくないので詳細な解説はできませんでしたが、ツマミを回すとどんなふうにチューニングされ、どんなふうに針が動くのかはわかっていただけると…思います。。。わかってくれたらいいなぁw

 ついでのついでにバリアブルコンデンサの仕組みも簡単に解説してみました。

本当は動画を2つも貼り付けるなんて不本意極まりない(重くなるからね)んだけど、今回は見逃してもらいたい所存。許してw
高校の物理(物理U)で習ったコンデンサの仕組みがそのままです。極板が2つ(今回はいっぱいあるけど)並んでいて、静電容量によって電荷を蓄えたり放出したりする、という基本構造に加えて、極板の重なりあう(接触はしない)面積を変えることで、チューニングを行なっているのですね。極板間になんか(不導体)を挟むと、それはそれで変化します。多分、チューニングはズレる。だからラジオチューナーは密閉構造なんだと思います。ホコリとかでズレかねないからね。
 まあ、小難しく語ったけど実際よくわかってませんwww
詳しいことはWikipediaに任せましょう。あそこ読んでもわかんないけどw