○ タンクとメーターの交換(後編)
前編ではメーターの購入~メンテと、タンクの購入・固定まで行いました。
今回はタンクとメーターを取り付け、いよいよ完成です。
2015/9/14up
●諸々取り付け |
前回でおおよその固定やらなんやらは済んでるので、あとはちゃちゃっと固定するものは固定して終了です。
まずは塗装済みのタンク!
なかなか美しいですね!
タンクキャップはモンキー工場 早矢仕さんから、Z50R用のブリーザーニップル付きの物を購入。新品です。
ただ、エルシノア50のタンクキャップ部の口金の厚みが、モンキーやらZ50Rとは違うようでガソリンが漏れるので、パッキンのゴムを二重にしてあります。
ブリーザーホースは←のデイトナ製、内径6mmの物を使用しました。 タンク~キャブはホーマックのピンクホース使うのに、ブリーザーホースはちゃんとした耐油ホースを使う自分のセンスはよくわからない(笑) ちなみに、このホースには抜け止めのリングもついてきます。 そしてホースはステムナットに入れてやります。 ステムナットはTL50のステム周りを買った時についてきたもの。 これでまた、旧車っぽさというか古いオフ車感が増しましたね。 |
メインはタンクとメーターですが、細々と他にも装備品があります。
レーサー(競技専用車両)なら必要なくても、公道仕様である以上、保安装備は欠かせません。
保安装備の主たるものは灯火類なのですが、その辺は以前の状態で問題ない程度にはなってます。
じゃあ、他に何があるかというと、鍵の類ですね。
元々、メインキーはステム周辺に取り付けてましたが、エルシノアはキーシリンダーが車体左側面の、タンクの前下方、ネックのあたりにあります。
今回はそれも再現したいなぁと!
いい感じ♪
まあ、ハンドル左に切ってるとキーの操作し辛いんですが、まあそれくらいはご愛嬌(笑)
また、今回キー関係ということでハンドルロックもつけてもらいました!
カスタム車両になると、どうしてもハンドルロックとかヘルメットホルダーなんかは犠牲になる部分でありますが、
このサルシノアはあくまで“市販車”の、“MT250 エルシノア”のレプリカなので、できれば妥協したくないなーと。
実際に防犯性も上がりますしね。ちなみにホンダ原付のネックについてるタイプのハンドルロックは大抵共通です。
(NSR50とかSOLOはメインキーシリンダと共通だったはずなのでダメなんですが)
そんなこんなで、おおよそ完成!
フロントのライトステー他以外は完成ですね。
タンクがさみしいなぁ。
右側面も、タンクがさみしいです。
マフラーはいい感じに古臭い(笑)
車体サイズに対する前後タイヤのサイズがちょうどいいですね。
●完成 |
そんなこんなで、メーターとかライトとかつけて…
切れ角もいい感じだな(今更
寂しかったタンク横にもステッカーを貼ったら…
かんせー!!!
いやぁ、エルシノアっぽいねぇ!
右側面もかなりエルシノアっぽさ出てます!
自作のマフラーが効いてますねぇ。
タンクの前方、ネック付近にホーンを配置しましたが、これは暫定。
それにしても可愛い。可愛いったらない。
エルシノアはキャリアが無いのが多いですが、リアキャリアも可愛さを出してるように思います。
タンク横にSALSINOREのステッカーを貼ることで“っぽさ”が全然違いますね。
タンク形状は流石にエルシノアの名を冠してる車種のものだけあって、そっくりです。
リアのウインカーも、当時物のヤツですね。CB50とかシャリーとかその辺のです。
マフラーも、エルシノアの純正を模してリアサス外を抜けるようにしてます。
メーター周りもエルシノアそのものですね!
強いて言うなら速度警告灯?が無い(笑)
キーが若干フェンダーに当たるので、ここは要改善。
キーホルダーのリングを小さいのに交換すれば大丈夫かな?
ブレーキパネルはエイプのものですが、JAZZのハブやモトラのフォークに合わせても問題なさそうです。
強いて言うならエルシノアはメーターワイヤーが車体右側だし、ブレーキワイヤーはオフ車らしくフォークの前方からの取り回しなんですが。。。
そんなこと言ってたらキリがない(笑)
リムは一般的な14-12インチのモトクロッサーのサイズとしては太い(1.6インチ幅)ので、少し細いもの(1.4インチ幅)に交換したいなぁ。
フロントビューなんてエルシノアっすね!
いやぁ、ほんとかわいいな
●そして試走 |
……の前に、一悶着が。
車両が完成して、いよいよガソリンさえ入れれば動くぞ!ってことで、↑の写真に写ってる軽トラにサルシノアを積み込みGSへ。
別にガソリン携行缶に入れてくればいいんですが、このMR50 エルシノアのタンクが何リッター入るのか知りたいところもあり、わざわざサルシノアを持っていったわけです。
で、GSでガソリンを入れ…「たった2.5Lしか入らねーwww」と父親と笑ってたらなんかガソリン臭いんすよ。
おかしいなーって思って色々覗いてみたらタンクの左側から滲んでる…
急遽家に帰って、携行缶にタンクに入れてたガソリンを入れて、中を乾燥させました。
で、後日父親から届いた動画↓
サルシノアのタンク、ステー溶接部から漏れてたの図。とーちゃんパワーでバッチリ直った(らしい)のです。 pic.twitter.com/aWQqOVxDV7
— 奇人伝説 (@eccentriclegend) 2015, 5月 9
これ、タンクの裏です。おそらく石鹸水をかけて、タンクキャップのあたりからコンプレッサーで空気を送ったんだと思いますが、見事に泡が吹いてます。 漏れてた場所はタンク取り付けステ―(フレームとタンクを固定する部分)の溶接部のあたり。
アレですね、前編を見てもらえばわかるんですが、このタンク結構ヘコみとかありました。
幸いサビは少ないので助かりましたが、転倒してヘコみができ、その時にステー部に若干クラックが入ったんじゃないかなーと。
私は幸いにも父親がこの手の修理はお手の物なのでばっちり修理してもらい、事なきを得ましたが、ヤフオクとかで中古タンクを買うときは内部のサビだけじゃなくてヘコみなんかも注意しないとですね。
そんなこんなでやっと試走!
走りはまあ、想像通りというかなんというかw
所詮カブ90のエンジンに、かなり濃い目のセッティング、プアで抜けてるフロントフォークがついた足回りで走行性能なんて微塵も感じさせねぇぜ!
でもね、それはそれで乗ってると楽しいのが4MINIの不思議な魅力。
なんだかね、法定速度をきっちり守ってても楽しいのがこいつらちっさいバイクなんですよ。
小さいエンジンに小さい車体で、トコトコと健気に走ってくれるそのいじらしさ。かわいいなぁ。
NSR50なんかは毛色が違う楽しさがありますが、4MINIの楽しさはコレ。
でもまあ、車体も重くないし、カブ系のブレーキなので必要十分に止まるし、90ccなだけあってパワーもそこそこあるしで走る方ですけどね。
あとね、強いて言うならタイヤがあかん!
元々モトクロスタイヤなんて公道で履かせちゃダメですが、法律以前に乗り味的にダメだこれw
ガタガタしすぎてメーターやらブレーキペダルやら楽しそうに踊ります(笑)
キャラメルブロックパターンのタイヤがあれば一番見た目的には古臭いのでいいのですが、売ってない!
仕方ないからちょっとクラシカルなパターンのオンロードタイヤ履かせたいなぁ。
サルシノア関係の記事はこちらもどうぞ(^^)
・サルシノア <1.部品かき集め編 その1>
・サルシノアのインチアップ
・ディメンションの見直し