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○ USBDAC導入
      〜製品説明とケースの製作〜(前)

発売前からGizmodoSlashdot.JPNで取り沙汰されていて、すごく気になってたDigi Fi(デジファイ)のNo.7付録のUSBDAC。
そもそもUSBDACとは何か、そして今回のUSBDACはいかなる物か!紹介したいと思います!

2012/11/1up

 ええ、ごちゃごちゃ言わずにまずは画像だ!
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ってなわけで買っちゃいました、Digi FiのNo.7
表紙の写真は女性ドラマー&シンガーでモデルさんのシシドカフカ(Shishido Kavka)さん。
美しい方で、身長が175cmと長身の方です。アタクシトオナジクライアルヨ…
 雑誌としてはちょーマニアックなオーディオ雑誌ですね。ただ、オーディオは詳しくないけど好きなので雑誌単体でもおもしろいと思いました。
毎号買うには手がでない値段ですが。
 さてさて本命、今回の付録のUSBDACでございます!
デデン!
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いえぁ、基板むき出し!
コンデンサの自己主張がすごいですw

 よーし、USBDACについて説明しよう!
言っておくけどこの先当分長い文章続くよ!
ってなわけで…
 まずは文字を分解しましょう。
USBはPCユーザーで知らない人はいないであろう、ユニバーサル・シリアル・バスのことですが、今回は説明省略。みんな知ってるだろうし。
DACの部分が重要ですね!
DACを分解すると、Digital-Analog-Converterとなります。その名の通り、デジタル信号をアナログ信号に変換させる装置なのです。
 PCはご存知、身近なデジタル製品の筆頭ですね。若い人は携帯電話の次にデジタル製品として頭に浮かぶ物かと思います。
実は、このDAC、オーディオというか音に限った話で言えばほとんどのPCや携帯電話に標準でついてるものなのです。
 みなさんの携帯電話やスマートフォン、パソコンにはヘッドフォンやイヤフォンを接続するところがあるはずです。
デジタル製品は内部ではすべてデジタル信号で計算し、管理されていますが、デジタル信号をそのまま出力しても我々人間にはそれが何を示すものなのかさっぱりわかりませんw
今19時かーって言うと、ああ、そろそろ晩ご飯食べようかなとかスルっと我々の頭に入って来ますが、それは慣れ親しんだ10進数で表示されているからですね。デジタルの代名詞、2進数で表示されたらどうなるでしょうか。
先ほどの“19”の部分を2進数表記すると“10011”となります。
今10011時かって言われてもわからんです。
 まあ、今のは物の例えですが、デジタル信号はアナログ信号に変換しなければ私たちにはわかりません。
でも多くのパソコンには既にいわゆるDACがついてるじゃないかと言われれば、そのとおりと答えるしかありません。
でもね、パソコンに標準でついているDACの多くはあまり性能の良い物ではなかったりします。
 音質についてとやかく言う気は無いし、言えるほど知識や経験もございません。
個人の好みや、温度、湿度、気圧などのコンディション、体調などでも音質は繊細に変化するものですので。
ただ、1つ言えることは、アナログからデジタルに変換した時点である意味での音質劣化が起きているということ。
逆もしかり、デジタルからアナログの音を再現するときにも劣化が生まれます。
 どうして劣化が起こるのか?
デジタルというものは、結構厄介なシロモノだと私は認識しております。
例えばですが、バイオリンの演奏を自分の耳で聴いてみます。
音は非常になめらかに繋がっています。バイオリニストの細かな指先の動き、演奏環境の反響なども途切れる事なく聞こえてきます。
それをデジタルに変換する場合、劣悪な環境で録音すると音がくぐもったり、途切れたりする場合があるのですね。
 私たちの耳が仮に1〜10までを無段階に聞き分けられるとして、デジタルに変換する際、性能が良い環境で録音したとすると生音源をほぼそのまま録音できます。
実際のところ、私たちの耳には限界があり、1以下から10以上まで音は存在しますが、性能が良い場合はその部分より上や下も録音はされているのですが。
 でも、録音環境が劣悪な場合、それが2〜9までしか録音できないとすると……人間に聞こえる程度のはずの1や10が失われてしまいますね。澄み切った高音や地響きのような低音はなくなるわけです。
今度はデジタル圧縮のお話もしたいところですが、長くなるので省略w
 上記の長々としたお話、要約すると悪い環境で音をデジタルに変換してもいい音で保存はされない、ということ。
これは再生する場合にも適応される話で、どれだけ圧縮率が低く、どれだけなめらかな音源だとしても再生環境が悪いと出てくる音もそこそこなわけです。
 ついでにサンプリングレートとビットレートのお話も。 と、いきたいところですが長いのでリンク貼っておきます。 サンプリングレートは音域で、ビットレートは音の細かさの話です。音域が広いということはより生音に近づくということ、さらに、音の細かさ(例えば1〜10といっても、実際には10段階じゃなくて1と1.0000000001という風に細かい違いがあるが、それを再現できるかどうか)が細かいとより生音に近づくということですね。
ふぅ、長かった。
 そんなこんなで今回買ったUSBDACはMacBook Airに標準でついてるオーディオ出力機能より優れてるってことね!やったね!
ああ、もう少し………仮にですが、イヤホンジャックにイヤホンの線経由でアンプ→スピーカーという構成を組むとしますよね。
そうすると、イヤホンジャックからアンプまで、アンプからスピーカーまでの間はアナログの信号が伝線を流れているわけです。デジタルアンプを使っててもね。
我々の生活には多くのノイズが存在します。(例えばパソコンだったらハードディスクの回転部分や、電源のコイルなどが原因。無線LANの電波も怪しい。)
アナログだとそれらのノイズを見事に拾う可能性が大いにあります。
 デジタルだと理論上それはありません。実際はノイズによるデータ欠損があると思いますが、アナログよりはマシというか。
USBDACを使うことで、ノイズが出やすいPCから音楽を聴く際にも、直接ノイズをアナログで伝えず、USBDACまではノイズがほぼないわけですね。素晴らしい。
こっからは普段通りの文章に戻るよw

 ふぅ……写真です↓
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突然過ぎますがケースに入れてみようかとw
実際使用するためにはケース無し、すなわちむき出しだと危ないですよね。
うっかり水とかこぼしてみぃ!ショートでおジャンだ!
だから、なぜかうちにあったタカチのアルミケースを利用できるか考えたんです。
で、上の写真。
ケース下部ですが、すこ〜し削ればスピーカーケーブル取り出し口のココ、入っていきそうです。
 今度は自己主張が激しいコンデンサ君。
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ううむ、出っ張ってますw
この黒い部分はあくまでケース下部、ボトムシャーシとでも言いましょうか。なので、上にケース上部がかぶさるのでコンデンサと干渉は間違いないですね。
コンデンサの逃げを考慮する必要がございます。
 ちなみに、基板とケースの固定にはアイネックスの六角スペーサーを使用しました。PC専門店で入手。
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USBDACに付属の高ナットと併用です。ネジピッチはミリネジで共通、ネジもM3と、汎用性の高い物同士ですので便利です。
 ケースに収めてみて、窮屈だったりブカブカだったりということもありません。
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少しUSBコネクタは遠くなりますが、大体のケーブルなら許容範囲内です。

画像が増えてきたのでお次へ〜


USBDAC関係の記事はこちらもどうぞ(^^)
USBDAC導入 〜製品説明とケースの製作〜(後)
USBDAC導入 〜インプレッションとその他の変更点〜