趣味と諸々のまとめ

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○ Behind the Front

見えない世界・・・覗いてみたいと思いませんか?

2011/8/10up, 2015/4/16加筆修正

●不可視ファイル

 Macユーザーのみなさん、こんにちは。
いままで、見えなかったファイルの存在を気にしたことは無かったのですが、以前兄が使っていたWindowsのパソコンからMacに移行した際、兄のiPodの中の音楽ファイルの移動に困ったのですよ。
まぁ、元々使ってたパソコンの中から見つけ出せば良いのですが、結構バラバラに保存してあったので、探すのも面倒だったのですよ。兄の性格の問題ですが(笑)
 そんなわけで、いま(兄がパソコンを乗りかえたとき)iPodに入ってるデータをそのままMacに入れたらいいじゃん!って事になって、そういう類のアプリケーションをDLして、いざやってみたらいかない・・・(´・ω・`)
 そこで半ニートの僕の出番ですよ。
iPodを接続するとデスクトップにはiPodが表示されます(iPod touchやiPhoneは表示されませんが)。
で、いざ開いてみてもどこにも音楽データはない・・・はて、iPodにデータは入ってない?
―不可視化されてるだけなんですよね。
いわゆる“.ではじまるファイル”です。

 そうなんです、ただ単に不可視化されているからFinderで開いても見えないだけなのです。
きっとそんなことだろうと見当が付いていた僕は、ネットからコマンド、
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true
をコピーして、ターミナル.appにペースト。
そして
killall Finder
を実行して難なく(細かくファイル分けされてるから面倒ではあるけど)iPodからデータを抽出出来たのでした。
もちろん、その後は長い方のコマンドの「true」を「false」に書き換えて同じ事をして、不可視ファイルは見えない状態に戻しましたがね。

●アプリの作成

 そんなにターミナルを叩く機会は多くありませんが、たまーに上記のような事態に陥って、不可視ファイルを可視化することがあるので、毎回コピペすんのも怠いなーって思ってたんですよ。
そしたら思いついた!「そうだ、アプリを作ろう」とな。
 そんなわけで、構想2秒、制作数十分の大作(駄作)が、私の手によって世に生み出された!
app形式でね。

その名もBehind the Front
ただのBEPのファーストアルバムのパクリw
とりあえず、ダウンロード(ClamXavで検査済み)する?

 いちおう、色々説明してみる。
詳しいことはDLしてReadMe!.rtfを読んで、察してくれればいいんだけど、アプリケーションをクリックしてもウィンドウは開かないってこと。メニューバーには進行している作業が表示されますが。
以下スクリーンショットになります。

mac_bth01.png

1.

 OS X Mountain Lion(10.8)以降をお使いの方はこちらの予備設定が必要になります。
それ以前のMac OS Xユーザーは以下の5番に飛んでください。
 まず、ダウンロード前に(ダウンロード後でもいいけど)、メニューバーのリンゴマーク→[システム環境設定]を開き、[セキュリティとプライバシー]をクリックします。

mac_bth02.png

2.

セキュリティとプライバシーを開いたら、[一般]タブを開き、左下のカギマークをクリックします。

mac_bth03.png

3.

そしたら、ユーザー名とパスワードを入力して認証します。

mac_bth04.png

4.

そして「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」を「すべてのアプリケーションを許可」にします。

mac_bth05.png

5.

では、実際に使用してみましょう。
本来なら、アプリは[アプリケーション]フォルダに入れるのですが、とりあえずはデスクトップ上でデモいたします。
まず、[Behind the Front]をダブルクリックすると…

mac_bth06.png

このように、警告が表示されます。
ウイルスやスパイウェアが仕込まれている場合を想定してのものですが、私はそのようなものを仕込むような技術もないので安心して開いてください(笑)
気になる方は念のため、ウイルススキャンしてからご利用されても構いません。
そして、もちろん[開く]をクリックし、アプリを動かします。少しすると…

mac_bth07.png

.localizedと.DS_Storeが出現します。
.localizedというのは、そのフォルダの言語設定をつかさどっているようで、こいつを消すと[デスクトップ]フォルダが[Desktop]になったりします。
.DS_Storeは、デスクトップ上だとアイコンの位置とか、表示設定なんかを管理するものらしいです。
よって、むやみに消すとめんどくさいものですね(笑)
とまあ、このように普段見えないファイルが表示されます。

mac_bth09.png

6.

次に、可視化した不可視ファイルを戻してやります。
といっても、さっきと同じ手順で[Rehind the Front]をクリックするだけ(笑)
5番と同様に、警告が出るので[開く]をクリックして実行させます。

mac_bth08.png

そしたら、今度は見えてた.localizedと.DS_Storeがまた見えなくなります。

こんなかんじ。
不可視ファイルを可視化した証として、普段は見ることが出来ない、ゴミ箱について探ってみましょう。
mac_bth10.png
可視化して、起動ディスク直下を開くと.Trashesと対面できます。これがゴミ箱の正体。
いちおう、情報を見てみたり。

mac_bth11.png

アクセス権は書き込み以外認めていません。
これをいじると、ゴミ箱のファイルとして認められなくなるので注意。
消しても新しいファイルが生成されるので問題ありませんが。

ひとつ注意。
むやみに色々消すなよってことね。当然だけど。

そんなわけで、ダウンロード(ClamXavで検査済み)