○ TS50のディスクブレーキ化
大学の友人のTS50W ハスラーですが、ツイッターのフォロワーさんからRM80の
足回りを頂いてフロント周りのディスクブレーキ化をすることに!
今回はその記録です。
2015/10/14up
●部品の整理と作業の準備 |
あれから随分経ちましたが、部品提供ありがとうございました!重ねてお礼をさせていただきます。
そんなわけで今回頂いた部品の紹介!
の前に、この記事ですが、執筆は2015年9月ですが作業自体は2014年の7月くらいです。
で、フォロワーさんから頂いた部品の類はアパートの玄関横にとりあえず置いておきました。
ホイールとか持ってみると軽くてびっくりします。
RM80は競技専用車で、いわゆるレーサーなのでスピードメーターなど無駄な部品はありません。
当然、その辺は覚悟の上ですし、なんとかしなければいけない部分ですがそのへんはね、なんとかなる(笑)
とりあえずメンテナンスから始めます。
で、今回のメインはディスクブレーキ化なので、もちろんブレーキ周りのメンテナンス。
今回のためにキャリパーのピストン抜き買いましたw
まあ、今後も使う機会はありそうなので未来への投資ということで。。。
若干ピストンに傷入っちゃったんですが、ペーパー当てて誤魔化しておきました!!!
じ、実用上は問題ない程度ですので…
で、各部グリスアップしてかんせー。
まあ、多かれ少なかれサビやらなんやらはありましたが、気にしないようにしてます!
ブレーキパッドも、厚みは十分だったのでとりあえず面取りだけしておきました。
とりあえずバイクも準備。
家にバイク何台もあると邪魔だなぁw
こいつもちゃんと普段はカバーとU字ロックかけてますよ。
学生の一人暮らし向けのアパートなのに何台もバイクあるって一体…
●タイヤ交換 |
ついてるタイヤがもろモトクロスタイヤなのは良いのですが、割れてるので交換します。
公道で使用するので、すこし大人しめのパターンのものに交換します。
チューブは生きてることを祈ります(ぇ
チューブタイヤは耳落とすの楽でいいね~~~
きれいにハマりましたね~。
自転車の空気入れでビード上がるしやっぱりラク。
(実は一回チューブ噛んじゃってパッチ当ててるのはナイショで頼む。。。ビードストッパーのホイール初めてなんだもん)
バラすよー
えい。
学生向けアパートでやることじゃねぇwww
そんでもってこいつらを入れるわけです。
で、入れるにあたって課題が2つほどあるのです。
●フロントフォークスワップにおける問題 |
RM80のフロントフォークをTS50Wに流用するにあたって、大きく分けて2つほど問題があります。
・ステムベアリングのベアリングコーン(下)の問題
・ハンドルストッパーの問題
まあ、バイクのフロント周りをスワップする時に直面する問題としてはあるあるの部類ですよねw
ハンドルストッパーは、フレーム側のストッパーを削って対処できそうなので、とりあえずおっけー。
そんでもってベアリングコーンの問題ですが、詳しく説明すると、RM80の純正ステムベアリングは上下テーパーベアリング(円すいころ軸受)で、ベアリングコーンも円すいの形をしています。
一方でTS50Wは古典的なカップアンドコーン式のボールベアリング(玉軸受け)なのです。
ここで考えられる解決策としては、RM80のステムシャフトにTS50Wの下玉受けを圧入する方法と、逆にTS50WのフレームにRM80のステムベアリングを圧入する方法。
可能であれば、後者のベアリングをフレームに圧入する方法を選びたかったのですが、それはどうやら難しいようなので諦めました。フレームのカップ圧入部径がRM80のベアリング部よりずっと大きいので。。。
というわけでRM80のステムシャフトにTS50Wの下玉受けを圧入する方法なんですが、詳しい数値は忘れちゃったのですが、RM80のステムシャフトのベアリングコーン圧入部は、TS50のベアリングコーンの内径に比べて1mmくらい細い状態なんです。
ステムシャフトを圧入し直すという方法もあるにはあるのですが、RM80はアルミの三つ又なのに対して、TS50のそれは鉄なので固定が容易にできない(溶接がきかない)のです。
てなわけで、ステムシャフトとベアリングコーンの間に物を噛ませる方法でいくことに
1mmの差があるので、0.5mmの薄板を丸くして入れてやることにしました。
回転軸部なのでなるべくこういう事はしたくないのですが、仕方ありません。。。
エンジン内部やホイールベアリングのように毎分ウン百、ウン千回転とかする場所なら絶対やらない手法ですが、ステムベアリングですし…
当然、真似される場合は自己責任で。。。
次に、スピードメーターの問題。
これはレーサー(競技専用車両)の部品を使ったり、レーサーを公道仕様にするときに間違いなく直面する問題ですね。
レーサーにはスピードメーターがないのが普通です。
もちろんメーターギアも存在しません。あっても抵抗と重量になるだけですしね。
また、古いバイクの多くはフロントホイールの回転を利用してスピードメーターギアを回転させ、ワイヤーを通してスピードメーターまで回転を伝えます。
もちろん、その車種のタイヤの外径に合ったスピードメーターギアを流用してやれば、問題なくスピードメーターは動作します。
(メーターの回転数は基本的にどの車種でも同じで、メーターワイヤーが60km/hの時に1400rpmで左回転するように設計されている)
で、コイツもそんな感じで、なるべく純正メーターを使いたいなーと考えてたんですがね
この辺に、なんか爪作ってやって…って考えてたんです。
FTR223のタイヤ外径がわりかし近かったので、それも中古で買って。
でもね、フロントフォークとホイールのクリアランス的に無理!アクスルシャフトの太さももちろんちがうし。。。
諦めて自転車用のメーター使いますw
●組み込み |
組み込んだぜいえーーーーーい
天を仰ぐウインカー
まだブレーキホースとかいろいろつけてませんが、とりあえず自立してくれたのであとの作業は楽ちんですね。
ちなみに、さっきステムベアリングについていろいろ書きましたが、ステム周りは普通、トップブリッジ下にベアリングのプリロードをかけるナットがあって、トップブリッジを置き、さらにその上からロックナットを固定します。
が、今回、プリロードをかけるナットがステム長が短いせいでつけられず。。。
頑張ってプリロードをかけた状態でステムのフォーククランプ部を締めるというね。。。
良い子は真似しないこと。
フォークの突き出しをして、ナチュラルな前後バランスになるように調整します。
前後タイヤ外径が同じくらいになったな。
ナナメから見ても違和感無いですね。
あとは細かい配線とか、ヘッドライトステー作ったりキーシリンダーステーも作って。。。
完成!
フロント19インチ、リア18インチだとモタードみたいなタイヤバランスになりますねw
ちょっと配線がぐちゃっててイヤンな感じですが、気にしないでいただきたい。
ヘッドライトステーですが、上は純正同様メーターステーに固定で、下はライトカウルからL字に曲げたステンの針金をネジ固定、フロントフォークとはタイラップで固定しています。
●試走 |
てなわけで、エア抜きや配線の類も済ませ試走!
フロントフォークのアウターにタイラップがいっぱいあるのはメーターの配線です。
フロントフェンダーはRM80の物が特に干渉もなく取り付けできたので、ラッキーでしたね。
取り付けネジ部のピッチも同じだったので、多分TS50W純正と相互に交換可能です。
走ってきた感想ですが、前(純正ドラムブレーキ)よりは利いてる感じですね!
フロントフォークも太くなっているので(Φ30→Φ36)、かっちり感も出た感じです。
ローターが錆びてるので、サビ取りすればもっと利くんじゃないかとも思ってます。
メーター周りは大きな変更はありませんが、キーシリンダーの位置変更とスピードメーターを自転車用の物に変更したくらいでしょうか。
タコやその他のインジケータランプ類はそのままです。
ブレーキですが、マスターはKLX250の物を入れてます。
RM80の純正がニッシンの11mmだったのですが、ブレーキスイッチが無いので同じマスター径の物に交換。
これを1/2インチに変えればもっと利くのかもしれませんが、そこまでの制動力を50ccに求める必要もないような(笑)
そんなこんなで、TS50W ハスラーのフロントブレーキのディスク化ですが、総括してこれは人に進められる作業ではないですね~。
一番の不安材料はステムシャフトの問題です。やっぱりプリロードかけられないとダメ。
メーターは、まあお金をかければなんとかなる部分なので、個人の判断の範疇ですが。。。
それと、フロントホイールが本来21インチなのに対し、RM80は19インチなのでバランスも崩れます。
繰り返しますが、真似される場合は自己責任で。。。